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オーラルフレイル予防

~はじめに-口の健康と全身の健康~

口腔は栄養摂取の入り口であり、ともすると全身感染症の入り口ともなりうる(図1)。口腔衛生環境の憎悪は、誤嚥性肺炎や感染症心内膜炎などの全身感染症のリスクを高める。一方、口腔機能低下は、食事摂取に影響を及ぼし、栄養の偏りはやがて全身へと影響を及ぼす。さらに口腔機能が明らかに障害されると、誤嚥や低栄養のリスクが増大し、誤嚥性肺炎や窒息などの重篤な合併症のリスクまでもが高まる。また、低栄養から全身の筋力低下が進むことで、サルコペニアや転倒・骨折の転帰をたどり、最終的に要介護状態へと陥る(図2)。


口腔機能低下の予防は、口の健康だけでなく全身の機能低下の予防につながる。すなわち、高齢者に対しての「予防歯科」とは、口腔衛生環境の維持だけでなく、誤嚥性肺炎やフレイル予防などの全身の健康増進のためのものと考えることもできる。
本項では、口腔機能と食、栄養を通したフレイル予防のためのオーラルフレイル予防について考えていきたい。

~オーラルフレイル予防~

オーラルフレイルは、口の機能が健康な状態(いわゆる”健口“)と口の機能低下との間にある状態とされる。
日本老年医学会、日本老年歯科医学会、およびにほんサルコペニア・フレイル学会から2024年に出された合同ステートメントにて、オーラルフレイルを広く普及・啓発するために定義づけがなされ、一般市民向け及び専門職種向けの懸念図が作成された(図5-7)。両概念図ともにオーラルフレイルがフレイル・サルコペニア・低栄養の一因となるイメージを表している。

口腔機能は一つの機能ではなく、複合的かつ相補的な機能であるため、その機能低下に気づきにくい。そのため、早期に口の機能低下に自分で気づいてもらうため、また歯科医療者不在の場でも簡単にスクリーニングできるように、オーラルフレイルチェックとしてTanakaらのOral frailty5-item Checklist(OF-5)が開発され、その有用性が報告されている(表1)。

OF-5では、5項目の質問のうち2つ以上該当した場合をオーラルフレイルしている。なお滑舌低下については、オーラルディアドコキネシスの測定でもよい。
オーラルフレイルに該当した場合には、歯科医院への受診が推奨されているため、我々歯科医療者もその対応の準備が必要である。

<参考資料:株式会社松風「予防歯科のすすめ」より>

 

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子どもたちの未来を守る「小児期の口腔ケア【基礎編】」

●重要性が増す小児のセルフケア指導

~「口腔機能」まで意識した指導を心がけよう~

近年、子どもの口腔機能不全や低下が問題になっています。歯科衛生士はう蝕や歯周病予防のためにセルフケア指導や食生活の指導に加えて、今は口腔機能の低下を防ぐための指導も行う必要があります。
下の一覧は、口腔機能の低下を招く代表的な症状やクセです。指しゃぶりなどのクセが見られたら、直すように指導しましょう。「お口ぽかん」に代表される症状は、口周りの筋肉を使ってしっかり噛むように教えていくことが必要です。

・口呼吸
・舌が低い位置にある(低位舌)
・お口ぽかん(口腔閉鎖不全)
・片側だけで嚙む(偏咀嚼)
・舌を突き出す(舌突出癖)
・指しゃぶり
・唇を噛む、舐める
・爪を噛む

●乳歯を守ることは、子どもの未来を守ること

質問)乳歯が柔らかい理由を知っていますか?
~「永久歯に比べてエナメル質が薄い」、「石灰化の期間が短い」などの物理的な理由ではありません~

回答)子どもたちが「生きる訓練」をするために、早く生えてくるからです。
~人間は不完全な状態で生まれ、成長とともに、生きるために必要な能力を身につけていきます。生きるために「歯」は不可欠」。できるだけ早い段階で歯を生やす必要があるため、乳歯の構造はどうしても弱くなってしまうのです。~

~保護者との合言葉は、「一緒に6歳臼歯を守りましょう」~

保護者の中には、乳歯が抜けてから永久歯が生えてくると思い込み、生え変わりのない「6歳臼歯」の存在を知らない方も多くいます。乳歯だと勘違いして、気が付いたらう蝕なっていたというケースも少なくありません。
6歳臼歯は「これを守れば将来う蝕なる心配は格段に減る」といえるほどに重要です。保護者には、「子どもの奥歯の奥に白いものが見えてきたら一緒に来てください。とても大事な歯なので、歯ブラシの当て方を練習しましょう」と早い段階から声掛けをしてほしいと思います。
6歳臼歯は歯肉に埋もれている期間が長いため、歯ブラシではケアしづらい部分です。ワンタフトブラシを使ったケアもお薦めしましょう。

(例)6歳。乳歯は一本も生え変わっていないが、第二乳臼歯の後ろに第一大臼歯が萌出してくる。
歯ブラシでは清掃しにくいが、ワンタフトブラシなら毛先を細かく当てることができる。

<参照:LION Dent.File Vol.57より>

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スポーツにおける外傷発生予防

(1)スポーツ外傷について

一般的には、コンタクトスポーツで受ける頭頚部部へのダメージは、口腔領域や顎骨に発生する率は高くなるといわれています。特に口腔領域では歯の破折・脱臼・脱落・歯槽骨の骨折などが多く、主に上顎前歯部に発生します。その他歯による頬粘膜や口唇の損傷なども含まれます。
顎骨では下顎骨骨折、上顎骨骨折、頬骨骨折、頬骨弓骨折などがあります。

(2)マウスガード

①マウスガードの目的
学校歯科医の重要な役割の一つとして、予防の分野があります。その予防の中には、スポーツ中に発生する事故すなわち、スポーツ外傷に対しての予防も含まれています。
スポーツ外傷は、スポーツ本来の目的である健康の維持、増進や、体力の向上に反するものであり、その予防策は極めて重要です。その予防の一つとしてマウスガードをここに紹介します。

<これらの目的以外にもマウスガードを装着しているという安心感から、積極的なプレーが出来るという心理的効果があると言われています。>

②マウスガードの装着・日装着の相違点
マウスガードは単に歯や口腔外傷を予防することだけではなく、脳を守る目的にも使用されます。マウスガードの装着と未装着の状態でオトガイ部に衝撃を与え、頭蓋内圧の変化を調べました。図の通りマウスガード未装着の場合最大で100mmHgの頭蓋内圧がかかっていますが、マウスガード装着によりその50%の約50mmHgの頭蓋内圧に減少しています。

(3)マウスガードの有用性

①開口状態で顔面に外力を受けると、マウスガードの有無にかかわらず前歯及び顎関節突起頚部に極めて高い外傷の危険性がある。

②マウスガードの使用により上顎前歯と上顎骨への衝撃吸収能が高くなることにより、外相予防効果が高い。

③かみ締めた状態では、マウスガードの装着の有無にかかわらず顎関節突起頚部への衝撃吸収能が高く予防が示された。

④マウスガードの装着することにより脳脊髄接合部への応力の低下が認められたので、脳震盪やムチ打ち症の予防効果が示された。
マウスガードは口唇や頬粘膜などの口腔軟組織や歯牙に対する損傷の予防効果が高い。

⑤マウスガードの使用によって外傷数や外傷の程度を減少あるいは軽減することはできても、シートベルトと同様に外傷の発生を完全に防止することはできない。

 

(4)マウスガード着用規定(2017年4月現在)

着用義務:アメリカンフットボール・ボクシング・キックボクシング・総合格闘技・テコンドー・ラクロス

一部着用義務:ラグビー(13歳~19歳)・アイスホッケー(20歳以下)・フィールドホッケー(中学生のみ)・空手(組手)

着用可能:野球・テニス・ソフトボール・陸上競技(投擲・跳躍)・バスケットボール・レスリング・サッカー・柔道・ウエイトリフティング・ハンドボール・バレーボール

 

<マウスガードの使用率をアップさせるためには、カスタムメイド(オーダーメイド)タイプを普及させることが重要と思われます。
正しく調整されたマウスガードは適合性が良いのは勿論のこと、外力による衝撃の吸収率が高くなり。不自然に起こった咬合接触をやわらげるクッションの役目も果たすことが出来ます。
そのためには、歯科医院が作成法を含め正確な知識を身に着け、研鑚を積むことが要求されます。>

参照:一般社団法人福岡県学校歯科医会
「学校における歯・口の外傷ハンドブック」より

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小児歯科 発語・発音の状態

「発音が不明瞭」「赤ちゃん言葉が直らない」「舌足らずな発音が直らない」「うまく言えない音がある(カ行、サ行、タ行など)」等、保護者からの訴えが多くあります。

構音障害は、その原因により3つに分類されてます。

①器質性構音障害(構音器官の形態、機能の異常によるもの、口蓋裂、先天性鼻咽腔閉鎖不全症、舌小帯短縮症等)
②運動障害性構音障害(脳性麻痺によるもの)
③機能性構音障害(明確な原因が特定できない構音障害)

小児の構音障害のなかでは機能性構音障害が多く認められます。「カ行音」や「サ行音」が「タ行音」に置換されたり、「タ行音」が「ガ行音」に置換されたり、「ハ行音」や「ラ行音」の子音部分が省略されることが多いです。例えば、サカナ(sakana)→アカナ(akana)と子音部分の省略や、サカナ(sakana)→タカナ(takana)と音が他の音に置換されたりすることがあります。

また、舌小帯短縮症により舌尖を拳上するのが難しいためにサ行、タ行、ラ行など舌尖を使う音に影響することがあります。しかし、舌小帯伸展術を行うだけでは改善しない場合もあるため、構音障害が舌小帯短縮に起因するものか発達の遅れによるものなのかは、慎重に判断する必要があります。

舌の咽頭の力の弱さ、あるいは動かし方の問題に起因している可能性があるため、遊びを意識的に取り入れた体操(舌を前方に出す、タッピングで音を鳴らす、巻笛を吹く、シャボン玉を作る、口に水を含む練習等)を行ってみるのも良いかもしれません。一生懸命やり過ぎると、飽きてしまうことがあるので注意しましょう。

小学校就学前に正しい構音が獲得できるよう、5~6歳ごろになったら構音訓練が開始できるよう、小児科や耳鼻咽喉科医師、言語聴覚士に相談しましょう。

 

習癖

●吸指癖(指しゃぶり)
3歳を過ぎても行うようであれば、中止の支援が必要となります。しかし、心理的に指を吸うことで安心する子どももいるため、無理な中止はお勧めできません。
手持ち無沙汰のため指を吸っている場合は、子どもと親が一緒に時間を過ごす等で、指を数時間を減らすことができます。本学では、絵本の読み聞かせ等を保護者にすすめています。

●咬爪癖(爪噛み)
歯並びに影響を及ぼすだけでなく、不衛生です。しかし、爪を噛むことで安心する子どももいるため、無理に指の爪をかむことを中止させると、足の指の爪を噛み始めることもあります。無意識下の行為のため、なかなか中止することは困難ですが、爪噛みによって口腔にも影響が出ることを、保護者に説明しておきましょう。

●舌突出癖(異常嚥下癖)
成長するにつれて、舌が口蓋を押し付けることによって嚥下を行うようになります。しかし、舌が低位のまま嚥下を行う乳幼児嚥下が残っていると、舌が下顎前歯部を押してしまいます。そのため反対咬合になったり、上下の歯の間に舌が入ったりして開咬になることもあります。歯列に影響が出るためMFTが必要となります。

●咬唇癖
下口唇を咬む癖により上顎は唇側へ傾斜し、また下顎が後退して下顎前歯部も舌側傾斜するため、口腔機能に影響が出ます。これも、保護者に説明しておく必要があります。

●頬杖
頬杖などの態癖は、身体の歪みだけでなく顎顔面の歪みを生じさせます。歯列弓の左右非対称、顔面の筋肉の非対称、歯軸傾斜、顎関節にまで影響を及ぼす可能性があるため、できるだけ中止する必要があります。

●習慣性口呼吸
口呼吸の習慣がある子どもは、気管を確保するために舌が低位になっています。呼吸をするために口を常に開けているため、口唇閉鎖力が弱くなっています。口が開けていることにより、口唇のラインに沿って前歯部に着色が認められる、口唇が乾燥している、上唇が弛緩して上向きに翻転している等の特徴が認めれます。

<参考資料:SHOFU SHIKA CLUB
「小児から始める定期健診の習慣化」Support Book より:株式会社松風>

 

 

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歯周病のメカニズム

~歯磨したら血が出た~

歯を磨いた後、歯ブラシに血がついていたことはないですか?これ、じつは、“歯ぐきが腫れている”サイン。ところが、ほとんどの人はそのサインに気づかず、「このくらい大丈夫だろう」「歯ブラシでちょっと傷つけちゃったかな」ぐらいに考えてしまうことが多いようです。
歯ぐきが腫れるには、次のことが関係しています。

●歯周病菌
●身体の抵抗力(免疫力)
●嚙み合わせ
●糖尿病
●喫煙 など

歯周病は“静かに忍び寄る疾患”といわれるほど、あなたに気づかれないように少しずつ着々と進行しています。しかも、歯の周りに炎症を起こすだけでなく、全身の病気にも関与することがわかっています。
「え~っ、口の中だけだと思ってた」なんて楽観視していると、楽しい人生が送れなくなるかもしれないのです。愛煙家の方は、さらに要注意!歯ぐきが腫れるという最初のサインが、ニコチンの影響で出ないからです。いち早く気付くためのアラームが鳴らないなんて、ドキドキしますね。

~歯ぐきが腫れるまで~

ご存知ですか?“成人の6割以上が歯周病にかかっている”ことを!歯ぐきが腫れているという最初のサインに気づくことができれば、あなた自身がお家で行なうセルフケアで歯ぐきは健康に戻ります。
実は、歯周病は“歯肉炎”といって歯ぐきが腫れている初期の状態と、歯を支えている骨まで影響が出てします“歯周炎”という状態の2つに分かれるんです。
歯肉炎なら、先ほどお話したようにセルフケアだけで健康に戻すことができます。しかし、歯周炎になってしまうと元の健康な状態には戻りません。歯科医院で歯石を取ってもらうなどすることで腫れは治ったとしても、歯ぐきが下がって歯の根が見えてしまい、キレイな歯ぐきのラインが失われてしますのです。

重要なのは、どんな人でも歯肉炎を通過して歯周炎になるということ。つまり歯肉炎の状態で気づき、適切なケアを行えば、ドロドロのひどい状態にはならないのです。そう考えると、歯ぐきが腫れているサインがいかに大事かわかりますよね。

<参考資料:「むし歯と歯周病の病因論」著者・関山牧枝(歯科衛生士)>
発行所:株式会社オーラルケア より

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むし歯と歯周病のメカニズム

~第1章~ むし歯のメカニズム

むし歯になるまでには時間がかかります。ある研究では、むし歯の“初期の兆候”が見られるまでに3週間かかるという結果も!
では、初期の兆候とはどんなものなのでしょうか。
むし歯と聞くと、きっと多くの人が“歯に穴があいた状態”とイメージすると思います。でも、むし歯には穴があく前にいくつかの過程があるのです。虫歯の進行をイラストにすると、こんな感じです。

最初に歯の表面がちょっと白い状態になります。まだ穴はあいていません。これが初期の兆候で、この状態になるまでに3週間という長い時間がかかります。そして、この状態であれば適切なケアをすることで健康な歯に戻せるのです。

~むし歯なのに元に戻るの?~

歯に穴があいてしまったらアウトだけど、歯の表面がちょっと白くなった状態であれば元に戻せる!C1からC2になるには8年かかるという研究もあるほど、元に戻る機会と時間はたくさんあるわけです。
1日や2日で歯に穴があいてしまうのなら、ちょっとの油断も許されないし、予防する術もないかもしれません。でも、こんなに時間があるなら穴があくことは阻止できます!そう、むし歯の痛みや治療中のストレスなんて、もう経験しなくてOK。手に汗握るあの時間にサヨナラです。
「なんだよ~。予防できるんだったら、もっと早く知りたかったよ~」
そんなあなたは、むし歯がどうやってできるかも理解しておきましょう。それを知らなったら、何をすればいいかもわからないですから。

~穴はこうやってできる~

”歯に穴があくまで”をわかりやすく簡単にご説明します。

あなたが食事をするたびに、むし歯菌は糖分をエサにして酸をつくります。その酸によって歯が溶け、時間の経過とともに穴があくのです。とはいえ、食事をしたからといって必ず穴があくわけではありません。それはなぜか?溶けだした成分を歯に戻す力がるからです。人間ってスゴイ!
あなたは”脱灰”と再石灰化”という言葉を聞いたことはありますか?

●食事をすると口の中が酸性になって歯が溶ける(脱灰)
●でも、だ液(ツバ)の力で溶け出した成分が歯に戻る(再石灰化)

食事のたびに、歯の表面は脱灰と再石灰化を繰り返しています。大事なのは、このバランスです。

~歯に穴があく、5つの要素~

これらがそろうと、歯に穴があく(むし歯)可能性が高くなります。逆に、いずれかの要素がなかったり重なっている時間が短かったりすれば、むし歯になる可能性は低くなるのです。このように、むし歯の原因は1人ひとり違います。だからこそ、まずは自分の原因を見つけることが大切です。

さて、むし歯の成り立ちがわかったところで、次は歯周病を見ていきましょう。

 

~第2章~ 歯周病のメカニズム

歯はいろいろな組織に支えられて立っています。歯周病というのは文字どり、“歯の周りの病気”のこと。

歯周病と聞いて、あなたはどんな状態をイメージしますか?
歯がグラグラして、血が出て、膿も出て、もうドロドロな感じ…。テレビCMなどの影響で、そのようなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?
確かに重症化した場合には、そうした症状が現れます。そして、そこまで進んでしまうと元の健康な歯ぐきには戻せません。最新の技術を駆使すれば治すこともできますが、時間とお金がとんでもなくかかります。


でも、むし歯と同じで、歯周病も歯ぐきがドロドロになるまでに“ずっと前の段階”があります。歯周病の進行をわかりやすく示すと、こんな感じです。

実際にはもう少し細かいステップに分けられるのですが、ちょっと歯ぐきが腫れるところから歯がグラグラの段階まであります。

 

 

<参考資料:「むし歯と歯周病の病因論」著者・関山牧枝(歯科衛生士)>
発行所:株式会社オーラルケア より

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口の衰えを防ぎ 健康で長生きに

~元気にキレイに~ オーラルフレイル

加齢とともに滑舌が悪くなった、かめない食品が増えてきた…。そんな口の衰えを見逃さず対処することで、健康な長生きにつながるという考えたが近年、広まりつつある。

2014年に、「オーラルフレイル」という言葉が日本で提唱された。「オーラル」は「口腔」、「フレイル」は高齢者が健康と要介護の間の虚弱な状態になることを意味する。オ-ラルフレイルは軽微な口のトラブルが起きている状態を指す。

口の中の状態が良くないこと、柔らかい食べ物ばかり選ぶようにある。すると低栄養や食べる力の衰えにつながり、負の連鎖を招く恐れがある。

東京大学教授で同大学高齢社会総合研究機構の飯島勝矢・機構長らが、高齢者2千人を対象に行った研究では、オーラルフレイルに陥っている人では、そうでない人に比べて要介護リスクや死亡リスクが2倍以上高かった。

~滑舌の悪さ・かむ力が弱い 要注意~

飯島さんは「軽微なトラブルのうちに対処すれば健康な状態に戻すことができる」と語る。
▽滑舌が悪い
▽歯が少ない
▽口が乾く・口臭がある
▽むせる・食べこぼす
といった症状があれば、オーラルフレイルの恐れがある。例えば、5秒間で「タ」を30回言えない、自分の歯が20本ない、お茶や汁物でむせるといった人は注意が必要だ。

予防にはどうすれば良いのか。まずは、かかりつけの歯科を決め、定期的なメンテナンスを続けることが大切だという。口の中の衰えが進むと「口腔機能低下症」と診断され、治療が必要になることもある。

日常生活で工夫することも重要だ。例えば、日頃からよくかむ習慣を意識すると良い。飯島さんらの研究では、ガムをかむ習慣のある高齢者では、口腔機能だけでなく握力や身体機能も高く維持されていた。

普段の食事レシピでも工夫ができる。例えば、おかずに砕いたアーモンドを加えたり、白米を五穀米に代えたりすると、かみ応えをプラスできる。飯島さんも慣習に加わった「カムカムレシピ」https://kamkam-okg.jp/recipe/handbook.htmlが参考になる。

飯島さんは「オーラルフレイルが顕著になってくるのは主に65歳以上だが、その手前の世代でも日頃から口の健康リテラシーを持ってもらえれば、しょうらいの予防につながる」と語る。

<参考資料:著者名=松本千聖 朝日新聞 2024/3/30発刊>

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インプラントを守る 天然歯も守る

●インプラント使用の方へ
①フッ化物無配合… チタンインプラントの腐食リスクを軽減
②高い殺菌力… 塩酸クロルヘキシジン0.05%配合
③歯肉活性… ビタミンE、ビタミンC(誘導体)、QIM加水分解コンキオリン配合

【ジェルコートIPの配合成分に対する考え方】

■フッ化物無配合
→口腔環境が酸性に傾いた状態においては、低濃度のフッ化物においてもチタンインプラントを腐食するリスクとなるため。
■研磨剤無配合
→過度のブラッシング圧においては、金属表面・歯周組織を傷つけるリスクとなるため。
■発泡剤無配合
→泡立ちによる「磨いたつもり」を回避するため
また発泡剤(ラウリル硫酸ナトリウム)は、多くの殺菌成分と拮抗するため。
■殺菌成分クロルヘキシジン
→長時間の細菌繁殖抑制効果を期待。
■酢酸トコフェロール
→インプラント周辺組織の血行促進効果を期待。
■OIM加水分解コンキオリン
→リペリオで実証された細胞賦活作用のある成分。 土台となる歯肉組織の活性化を期待。

<ジェルコートIPは安全で高い殺菌力>

ジェルコートIPは、フッ素・研磨剤・発泡剤無配合のジェルだから、安全で、施術部の確認も容易です。
ジェルは粘着性が高いので、ツールを用いた時に飛び散る心配もありません。
また塩酸クロルヘキシジン0.05%配合で、高い殺菌効果が期待できます。

<ジェルコートIPのキーワードは「3カ月」>

ジェルコートIPの試用期間はだいたい3ヵ月。 これはメインテナンスを案内する目安にもなります。
「これはインプラント専用の歯みがきだから、なくなる頃にまたいらしてください」というコミュニケーション術が患者さんにとても分かりやすく、簡潔にメッセージすることができます。

<参考資料:ウェルテックジェルコートIPカタログより>

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年末年始のお知らせ

患者様各位

拝啓 初冬の候、貴社ますますご繁栄のこととお喜び申し上げます。

平素は格別のお引き立てをいただき、厚く御礼申し上げます。
さて、当院では誠に勝手ながら、年末年始の営業を下記のとおりとさせていただきます。

予めご了承くださいますようお願い申し上げます。

敬具

【休業期間】2023年12月29日(金)~2024年1月4日(木)
【診療開始日】2024年1月5日(金)

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当院と一緒にお子様の発育に合せた歯みがき・予防をしませんか?

からだの発育と同時に、子どものお口も日々変化しています。
当院では、お子様の発育に合わせた歯磨きの方法や歯磨剤、ハブラシのご提案はもちろん、お口の中の状態と年齢、生活習慣など総合的にみて、お子様の発育をサポートします。

気になったとき。迷った時。わからないとき。
定期健診まで待たずに、気軽にご相談ください。

・チェックを入れてお持ちいただくと、診察がスムーズになります。
・目安の年齢を提示していますが、発育は一人ひとり異なります。過度に心配される必要はありません。

●おやつのPOINT
むし歯予防のために、おやつを食べてはいけないということではありません。
おやつには、エネルギーの補給や心の満足感を得るという意味もあります。
次のことをポイントに、楽しくおやつを食べるようにしましょう。

<食べ方>
①「何時から何時まで」というように時間を決めて、だらだらと食べないようにしましょう。
②量を決めて食べましょう。袋のまま・売られているそのままではなく、決めた量だけをお皿に出すのもよいでしょう。
③食べた後には、歯磨きをしましょう。
外出先などで歯磨きが難しい場合は、お茶かお水を飲んで食べかすを流し、できる限りむし歯予防をしましょう。
④「むし歯になりやすいもの」を食べる時は、①②③に対してさらに注意しましょう。
⑤おやつ=お菓子という意味ではなく。おやつには甘いもの以外にも、いろいろ食べ物を加えてあげることも大切です。

●歯磨き剤のPOINT
当院では、むし歯、歯肉炎などの現在の状態と、これからのリスクを考えて有効成分が配合された歯磨き剤をおすすめしています。

◆年齢別、フッ化物配合の歯磨剤使用料(目安)
歯磨剤に含まれるフッ化物濃度は製品により異なり、ppmの数値が高いほど濃くなります。適切な濃度と使用量は、下の表を目安にしてください。

◆有効成分(例)
●フッ化ナトリウム
歯の再石灰化を促進し、むし歯の発生や進行を抑える。
●IPMP・CPC
殺菌作用で、むし歯や歯肉炎、口臭を予防する。
●β-グリチルレチン酸
殺菌作用で、歯肉の炎症を鎮める。
●トコフェロール酢酸エステル
血行を促進し、歯周病※を予防する。※歯周病は歯肉炎歯周炎(歯槽膿漏)の総称
●硝酸カリウム・乳酸アルミニウム
痛みの伝達を遮断して、知覚過敏症を抑制する。

(参照)SHOUFU SHIKA CLUB 2023.10 配布物より

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〒818-0041 福岡県筑紫野市上古賀4丁目2-11

電話番号
診療時間
9:30~13:00 院長 院長 院長 院長 ※1
14:00~18:00 院長 ※2 ※3 院長

は歯科。

※1【歯科】院長
【歯科口腔外科・インプラント】

※2 第3火曜日の午後は休診
 第4火曜日は江頭 敬先生(福岡歯科大学インプラント科 助教)

※3 第2水曜日は【矯正歯科】上原先生

土曜日の診察は9:00~13:00までです。

【休診日】木曜日・日曜日・祝日

診療科目歯科

各種クレジットカード、デンタルローンが使えます