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プラークを放っておくと、どうなるの?

プラークを放っておくと、どんどん歯周ポケットが深くなります。歯周ポケットが深くなると、プラークはたまりやすくなり、さらに歯周ポケットが深くなってしまいます。この悪循環を止めるには、プラークコントロールが必要です。

プラークを放っておくと、歯周ポケットが深くなる!

歯と接している部分の歯肉の細菌が、プラークの毒素によって破壊されると、歯と歯肉の間にすき間ができます。これがいわゆる歯周ポケットですが、そのすき間は歯肉が歯からペロンとはがれてできたわけではなく、歯肉上皮細胞どうしが離れてできる亀裂なのです。ですから、亀裂の断面から体内に細菌が侵入しないように、歯肉の細胞がどんどん歯の根元の方へと下がっていきます。そしてその細胞がまたプラークにより破壊されると、さらに歯肉の細胞が根元の方へと下がっていきます、このため、プラークを放っておくと歯周ポケットが深くなっていくのです。

覚えておこう!

歯周ポケットは「歯肉の付着上皮(接合上皮)が歯のエナメル質やセメント質の表面から剥離して形成されたすき間」ではなく、「付着上皮の結合装置(デスモゾーム)が壊されて、細胞と細胞とが離れてできる亀裂」なのです。ポケットは細胞と細胞の結合が壊れたために形成されるので、歯のエナメル質やセメント質の表面には、付着上皮細胞が残っています。

プラークが歯肉内部の結合組織内に侵入するのを防ぐため、歯周ポケットの先端には必ず上皮細胞があります。上皮細胞は、プラークが増殖する外部環境と、血管を含む結合組織(つまり内部環境)の間の防波堤の役目をしています。細菌が血管のある結合組織内に侵入してしまうと、増殖して全身にまわり、菌血症や敗血症という死に至る状況に陥る危険性があります。そんなわけで、プラークの侵入を食い止めるため、歯周ポケットができるとその分だけ上皮は根尖側へ伸びて「ダウングロース(down-growth)」します。

「上皮のダウングロース」は細菌の侵入から生体を守るために、上皮細胞が必死に背伸びしている姿であると考えられます。

必死に背伸びしているダウングロースした上皮細胞のうち、プラークを接する部分の細菌は、プラークの刺激によって結合装置が壊されて亀裂ができますから、さらにポケットが深くなります、プラークをしっかりコントロールしないと、下図のような負の連鎖反応が起きてしまいます。この連鎖反応によってプラークがあると歯周ポケットがどんどん深くなっていくのです。

※参考:歯科衛生士2015年1月号より

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