患者様各位
拝啓 初冬の候、貴社ますますご繁栄のこととお喜び申し上げます。
平素は格別のお引き立てをいただき、厚く御礼申し上げます。
さて、当院では誠に勝手ながら、年末年始の営業を下記のとおりとさせていただきます。
予めご了承くださいますようお願い申し上げます。
敬具
【休業期間】2023年12月29日(金)~2024年1月4日(木)
【診療開始日】2024年1月5日(金)
患者様各位
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平素は格別のお引き立てをいただき、厚く御礼申し上げます。
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敬具
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【診療開始日】2024年1月5日(金)
からだの発育と同時に、子どものお口も日々変化しています。
当院では、お子様の発育に合わせた歯磨きの方法や歯磨剤、ハブラシのご提案はもちろん、お口の中の状態と年齢、生活習慣など総合的にみて、お子様の発育をサポートします。
気になったとき。迷った時。わからないとき。
定期健診まで待たずに、気軽にご相談ください。
・チェックを入れてお持ちいただくと、診察がスムーズになります。
・目安の年齢を提示していますが、発育は一人ひとり異なります。過度に心配される必要はありません。
●おやつのPOINT
むし歯予防のために、おやつを食べてはいけないということではありません。
おやつには、エネルギーの補給や心の満足感を得るという意味もあります。
次のことをポイントに、楽しくおやつを食べるようにしましょう。
<食べ方>
①「何時から何時まで」というように時間を決めて、だらだらと食べないようにしましょう。
②量を決めて食べましょう。袋のまま・売られているそのままではなく、決めた量だけをお皿に出すのもよいでしょう。
③食べた後には、歯磨きをしましょう。
外出先などで歯磨きが難しい場合は、お茶かお水を飲んで食べかすを流し、できる限りむし歯予防をしましょう。
④「むし歯になりやすいもの」を食べる時は、①②③に対してさらに注意しましょう。
⑤おやつ=お菓子という意味ではなく。おやつには甘いもの以外にも、いろいろ食べ物を加えてあげることも大切です。
●歯磨き剤のPOINT
当院では、むし歯、歯肉炎などの現在の状態と、これからのリスクを考えて有効成分が配合された歯磨き剤をおすすめしています。
◆年齢別、フッ化物配合の歯磨剤使用料(目安)
歯磨剤に含まれるフッ化物濃度は製品により異なり、ppmの数値が高いほど濃くなります。適切な濃度と使用量は、下の表を目安にしてください。
◆有効成分(例)
●フッ化ナトリウム
歯の再石灰化を促進し、むし歯の発生や進行を抑える。
●IPMP・CPC
殺菌作用で、むし歯や歯肉炎、口臭を予防する。
●β-グリチルレチン酸
殺菌作用で、歯肉の炎症を鎮める。
●トコフェロール酢酸エステル
血行を促進し、歯周病※を予防する。※歯周病は歯肉炎歯周炎(歯槽膿漏)の総称
●硝酸カリウム・乳酸アルミニウム
痛みの伝達を遮断して、知覚過敏症を抑制する。
(参照)SHOUFU SHIKA CLUB 2023.10 配布物より
~歯の交換などの器質的な要因、口腔習癖を含む機能的な要因~
オーラル・ハビリテーションを祖倍する要因として、歯の交換、重度齲蝕による乳歯の早期脱落、歯の萌出遅延・萌出異常、舌小帯などの軟組織異常、歯の形成不全などの器質的な要因と、指しゃぶり、咬唇癖、乳歯型嚥下、口唇閉鎖不全、口呼吸、口腔周囲筋の過緊張の継続と弛緩状態の継続などの口腔習癖を含む機能的な要因があげられる。
乳幼児期から学童期において口腔機能の旺盛な発達が見られるが、一旦、過度な口腔習癖や何らかの要因で支障が生じると機能の発達が停滞し、その状態が長期間に維持されると発達不全となる。さらに、長期に及び発達不全の継続は不正咬合などの形態異常を惹起するため、特に注意が必要である。
口腔習癖とは、口腔領域に認められる習慣的行動で、多くは日常生活を営む中で無意識で行っている。口腔習癖の頻度、継続期間、強度によって、口腔の形態的・機能的な成長・発達に及ぼす影響も異なるが、ある種の習癖によって咬合異常となり、機能的に別の習癖が出現することもある。小児で注意すべき口腔習癖とその対応について以下にあげる。
1.吸指癖
「指しゃぶり」ともいわれ、小児期にみられる口腔習癖の中で最も保護者が気付きやすい。吸指癖の長期継続は上顎前突などとの関連が指摘されているために、保護者から歯科医師や歯科衛生士へ相談がしばしばあり、小児が自ら認識している場合も少なくない。後に述べる乳児型嚥下、舌突出癖などを併発し、口腔機能の負の連鎖サイクルに入るために、口腔機能の健全な発達に特に悪影響を及ぼす。筆者の個人的な見解であるが、離乳完了後の吸指癖の継続は、上顎前突などの歯列咬合の異常だけでなく、口腔機能の健全な発達を阻害するために、離乳食完了期までの消失・改善が望ましい。一般的には、3歳までに吸指癖が消失すれば、歯列咬合に影響しないことが多いとされるが、3歳まで吸指癖が継続すると口腔機能の発達不全が生じている可能性があり、その後の対応が必要となる場合が多い。また、吸指癖が消失・改善したとしても、別の習癖へ移行する可能性があることっを十分に考慮する必要がある。
2.咬唇癖
無意識に上唇もしくは下唇を咬んだり、吸ったりする癖で、歯列への力の作用様式により、上顎前突や過蓋咬合、開咬などを惹起する、吸指癖の消失後から移行する小児も散見されるが、吸指癖とは異なり咬唇癖に対する小児及び保護者の認識はほとんどない。注意が別の対象に向けられている時に、口唇の乾燥が気になり一瞬口唇が口腔内に引き込まれる場合や継続して口唇を咬んでいる場合など多種多様である。
口唇閉鎖不全を併発していると、乳児型嚥下が継続している可能性がある。歯列の異常を惹起している症例では、習癖の除去だけでは歯列・咬合の改善は期待しにくく、咬合治療が必要になる場合が多い。保護者への医療面接では明らかになりにくいために、小児の一瞬の仕草を見逃さないことが重要である。
一過性に認められる場合は、本人にしないように意識してもらうことやリップクリームなどで口唇の乾燥に対応する、すでに口唇癖を長期間継続している場合は、上顎前突など歯列咬合の異常を惹起していることも少なくなく、形態の改善や習癖除去用のリップバンパーなどの使用が必要となることもある。
3.咬爪癖
無意識に爪を咬む癖で、学童期に多く認められる。指を観察すると深爪になっているために、容易に判断がつく。前歯部に叢生を認めることもある。前方部で咬む習慣が継続することで、咀嚼サイクルの異常を来している小児も認められる。小児に自覚があるようなら、絵本を利用するなどきっかけ作りを行い、親子で向き合うことが重要とされる、また、爪嚙み防止マニキュアを利用することもあるが、効果には個人差がある。
4.乳児型嚥下
通常の嚥下は、舌背上に食塊をのせ、上下の臼歯が咬合し、舌突は切歯乳頭部付近に接触させ、舌背を挙上しながら食塊を後方の咽頭部へ移送する。その後、軟口蓋の挙上による鼻咽腔閉鎖と口蓋咽頭筋の収縮による咽頭後壁の前方位により、咽頭部の食塊は、食道へと移送される。その際、口唇閉鎖と若干の口輪筋の収縮を伴う。
一般に哺乳時の乳児型嚥下は、全身や顎顔面部の成長の発育に従い通常の嚥下である成人型嚥下へと移行していくと考えられている。しかし、口腔習癖の継続や乳歯齲蝕の重症化、歯数異常、萌出障害、発達の遅れなどがあると、乳歯型嚥下から成人型嚥下への移行が障害され、乳児型嚥下が継続する。そのため、乳児型嚥下の継続により異常嚥下癖と診断されている小児は少なくないと考えられる。対応については、小児・保護者の問題の認識、、口唇閉鎖と筋機能療法があげられる。
5.舌突出癖
正常な舌位では、安静時にはスポット付近に舌突を接触させている。しかし、乳歯の早期脱落や乳歯の骨性癒着、不適な床装置などによるスペースが生じると、舌を無意識にそのスペースに動かし習慣化してしまう(弄舌癖/咬舌癖)。前歯部は、口腔外傷や齲蝕、交換期不全により不必要なスペースが生じやすく、歯列を超えて舌を突出させる癖を舌突出癖といい、乳児型嚥下が継続している場合は開咬が重篤化しやすい。
6.口呼吸
一般的に、口呼吸と歯鼻からの呼吸(鼻呼吸)が行えず、あるいはその割合が少なく、長時間にわたって口で呼吸することと定義されている。小児の基本的な呼吸様式は鼻呼吸で、口は補助的な役割を演じる。鼻の機能としては、呼吸だけでなく、嗅覚、加温・過失、除塵機能があり、何らかの原因で鼻閉まが生じると、一時的に口呼吸を行うことになる。アレルギー性鼻炎などで慢性的に鼻閉が継続すると、長時間の口呼吸の継続より口呼吸が習慣化していく。また、アデノイドや口蓋扁桃肥大などの鼻咽腔の形態的な通期障害でも口呼吸が惹起されると考えられる。
常態的に口呼吸を行うと、気管や肺に直接外気が流入し炎症が絶えず生じることになり、慢性的なアデノイドや口蓋扁桃肥大、アレルギー性鼻炎などのアレルギー疾患が惹起されると考えられる。また、日常的な口呼吸は慢性的な口腔乾燥を引き起こし、唾液の機能低下から重症齲蝕や重度の歯周疾患を引き起こす可能性がある。これらの免疫・炎症性反応だけでなく、近年では睡眠時無呼吸症候群や集中力の低下といった弊害も散見されている。また、日常的な口唇閉鎖不全に伴う口唇圧と舌圧の不均衡により様々な不正咬合が惹起される可能性もある。
7.歯ぎしり
上下の歯を強く咬みしめたり、摩擦することを言い、ギシギシと音を立てる場合は気付きやすいが、静的に強く咬合している場合は発見が遅れる。覚醒中にも行われるが、多くは睡眠中に認められる。心理的原因による筋緊張の亢進、早期接触による外傷性咬合、歯周組織の炎症、虫垂神経の損傷などにより生じるとされる。
8.口唇閉鎖不全
近年、日常的な「お口ぽかん」として注目されている。
お口ぽかんかチェックしてみましょう
<参照>SHOFU SHIKA CLUB「お口ぽかん Perfect Guidebook」より
●歯と心を育む食事の体験
最近の若い人たちは、柔らかい料理や食品を好む傾向があります。その結果、脂質をとりすぎ、必要なビタミン・ミネラルなどの栄養素が不足するため、やがては生活習慣病を招くことになります。
自分自身で健康を守り、豊かな食生活を送る力を身につけるためには、食に触れる体験(料理、キャンプ、畑など)や食の思い出(行事や記念日の食事など)を増やしてあげましょう。
<体をつくる>
●食事バランスマット
食をバランスよくとるための「食育バランスマット」が自治体などに配布され、市販もされています。主食、主菜、副菜などのイラストの上に料理や飲み物を置くことで、子ども自身でも確認できます。
●歯並び、嚙み合わせに注意する
歯並びや噛み合わせが悪い状態を「不正咬合」といい、「乱くい歯」、「受け口」、「出っ歯」などいくつかの種類があります。噛み合わせが悪いと噛む力が弱くなる傾向があり、むし歯や歯周病になりやすい、発音障害が起こるなど多くのデメリットが生じ、体全体の発育にも影響を及ぼします。
<不正咬合の例>
~予防意識を高めて永久歯を一生大切に~
●12歳臼歯が生え28本の永久歯が生えそろう
12~13歳ごろには第2大臼歯(12歳臼歯)が生え、上下合わせて28本の永久歯がそろいます。永久歯は第3大臼歯(親知らず)を入れると32本ですが、親知らずが生えてこないこともあります。親知らずは早めに抜歯したほうがいい場合もあるため、定期的に歯科医院でチェックを受けましょう。
●この時期に増える歯肉炎とは?
青年期(思春期)は、ホルモンバランスの変化により歯ぐきに炎症が起こりやすくなります。さらに、受験などの精神的ストレスの影響によって、歯肉炎から若年性の歯周病に進む場合があります。
歯みがきのときに歯ぐきを観察して、赤くなっている、痛みがある、ぷよぷよしているなどの症状があれば、早めに歯科医院を受診しましょう。
●青年期のお口ケア
青年期は、すべての歯が永久歯に生え変わり、8020に向けてのスタートラインです。この時期は学校や部活の帰りなど、飲食の機会が増え、食生活が不規則になり、むし歯と歯周病のリスクが高くなるので、生活習慣病を整えて、これまでの歯みがき習慣が途絶えてしまわないようにすることが何より大切です。
<セルフケアのポイント~青年期の傾向と対策~>
①部活で疲れて、夕食後、歯をみがかずに寝てしまう→歯みがきの大切さを伝えるように努めましょう。
②受験勉強時に夜食をして、そのまま就寝してしまう→夜食時に歯みがきセットを添えてみるのもいいでしょう。
歯周病予防は効果的なフラッシングから!
歯周病セルフチェック!
□歯ぐきが赤くはれた部分がある
□口臭がなんとなく気になる
□歯ぐきがやせてきたみたい
□歯と歯の間にものがつまりやすい
□歯を磨いた後に、ハブラシに血がついたり、すすいだ水に血が混じることがある
□歯と歯の間の歯ぐきが、鋭角的な三角形ではなく、うっ血してプヨプヨしている
□ときどき、歯が浮いたような感じがする
□指でさわってみて、少しぐらつく歯がある
□歯ぐきから膿が出たことがある
0個…さらに良い状態を目指しましょう
1~2個…歯周病の可能性があります
3~5個以上…歯周病が進行している可能性があります
※参考:8020財団資料
<参照>NPO法人お口のネットワークより
すごろくをしながなら歯科治療を知ろう♪
特に歯周病は、30歳以上の3人に2人が罹患している国民病ともいえる病気です。その進行のほとんどは自覚症状がありません。
歯周病は、糖尿病・心臓血管疾患・脳血管疾患・認知症等全身の様々な病気に関連しています。
<資料>日本歯科医師連盟より
<1日の生活スタイルを見直しましょう>
新型コロナウイルス感染症によって、勤務形態や通勤時間、食事のとり方など、生活スタイルが大きく変わったという人も多いでしょう。このような変化は1日の生活リズム(睡眠・拡散リズム)を狂わせ、新たなストレス要因となります。「毎日不安で眠れない」「食欲がわからない」「お酒の量が増えた」などの状態が長く続いていたら、もしかするとうつ病をはじめとするこころの病気の兆候かもしれません。こころの健康を守るために、今一度、毎日の生活習慣を見直してみましょう。
~睡眠と目覚めのリズムを整えよう~
夜になると自然と眠くなり、スッキリと朝を迎えられれば、1日の生活リズムが整います。しかし、何らかの強いストレスを感じていると、睡眠の質が低下して日中の生活にも悪影響を与えてしまいます。このような状況になると、昼の間に生じたストレスが、さらに睡眠不足を招くという悪循環に陥ります。
◎ケース① 朝、スッキリと目覚められなくて…
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2種類があり、これらの神経がバランスをとりながら働き、体内の環境を整えます。「交感神経」は、日中や活動時に活発になり、「副交感神経」は、夜間やリラックスしているときに活発になります。質の高い睡眠を得て、朝スッキリ目覚めるためには、就寝前に「副交感神経」の働きを優位にしておく必要があります。
★改善のヒント
●朝起きてすぐに太陽光を浴び、体内時計をリセット
●過度な疲労感が入眠を促すので、日中はできるだけ体を動かす。
●食事は就寝の3時間前までに など
◎ケース② 「早く寝なくては」と思うのですが、なかなか眠れません
「早く寝なくては」と焦ってしまっては、かえって眠れなくなってしまいます。眠気を感じてから寝床に入るようにすることで、徐々に睡眠リズムが整えられていきます。
★改善のヒント
●ブルーライトは交感神経の働きを活発にさせるので、就寝1時間前からパソコン・スマホの使用を控える。
●就寝前には、入浴なのでリラックス
●照明を少しずつ暗くして眠りやすい環境を整える など
~“こころの健康食生活”を実践しましょう~
ストレスの多い生活が続くと食生活が不規則になりがちです。また、健康維持に必要な栄養素が不足しているとストレスを感じやすくなる場合もあります。何をためるかに直接ストレスの原因をなくすことはできませんが、「規則正しくとる」「栄養バランスを考える」など、食事の時間を大切にすることは、こころの健康の維持・増進には、とても大切なことです。
◎ケース① 最近、つい朝食を抜いてしまって…
朝は睡眠時間を優先して朝食を疎かにしてしまう人が少なくありません。朝食を抜くと自律神経の乱れにつながり、イライラの原因となります。朝食を1日の生活リズムを整えるだけでなく、脳を活性化させ、集中力や運動能力を高めます。不要なストレスをため込まないために、食事は1日3食、規則正しくとりましょう。
◎ケース② 昼食は仕事をしながらが多いかな…
昼食を、マウス片手におにぎりやサンドイッチで済ましている人をよく見かけますが、忙しさでストレスがかかっているときほど、体は栄養を必要としています、忙しいからといって仕事をしながら、スマホを見ながらの「ながら食い」はやめましょう。食事は、ゆっくり噛んで味わって食べることで、脳の活性化を促し、集中力を高めます。
<食事は栄養バランスを考えて、さまざまな食品を取りましょう>
栄養に偏りが生じると、免疫力が低下して、感染症などの病気にかかりやすくなるだけでなく、ストレスを増加させる原因にもなります。多様な食品をバランスよく摂取することをこころがけましょう。また、たんぱく質や、ビタミン・ミネラルなどはストレス耐性を強化するので、積極的にとりましょう。
11月24日(木)は、終日診療日となります。
※木曜日は通常休診日
11月26日(土)は。臨時休診いたします。
10月6日(木)は午前中診療いたします。
※木彫日は通常休診日です
9月16日(金)は午前中休診となります。
9月22日(木)は終日診療日となります。
※木曜日は通常休診日
9月24日(土)は臨時休診いたします。